VUメーターとは、ボリウムユニットメーターのことで
そもそも録音機器の録音レベル調整の目安として使用されている。
録音機器というのは、テープレコーダーの磁気録音機のことで、
磁気コイル(ヘッド)により磁性体を付着した磁気テープに信号を転写する。
磁気コイルの界磁は信号のレベルに比例されていなく音声信号、つまり音声電流が
大きくなると磁気コイルが飽和を起こして記録された信号にひずみが生じ、
音が割れることになる。
そこで磁気飽和にならないよう適切な録音レベルの設定にVUメーターが使われる。
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このVUメーターはカセットデッキに使われていたもので
これを使ってVUメーターユニットを製作する。
もっぱら録音用には使用しないので、出力監視用、オーディオインテリアとして使用する。
VUメーターを駆動させるには、単なる直線アンプ(リニア)ではなく
対数圧縮された回路にしなければならない。
手っ取り早く、VUメーター用のリニアIC TA7318P が東芝から出ていたが、
amazonで調べた結果、VUメーターユニットとして基板が売り出されていた。
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VUメーターユニット基板 中国製(980円 送料込)
説明にはTA7318Pとなっているが、現物はそうではなかった。
定電圧電源を接続し、制限電流を100mAにして電圧を上げて行ったが
無負荷の状態でで電流制限が働いた。
はんだ面を見てもブリッジしたところもないし・・・・、
パターンから回路を書き出してみた。
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回路を見ると別におかしいところはない。
異常な電流が流れているということは、電源ラインがおかしい。
よくよく見ると、電源ラインの15Vのツェナーダイオードの向きがおかしいと、、
シルク印刷の表示が間違っていた。
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そもそもこのツェナーダイオードは、入力の電圧を15Vに制限するためのもので、
過大な入力電圧からICを守り、なくても支障はない。
このダイオードを向きを変えて取り付ければ、別けなく動作した。
リニアICは、台湾製のBA6318PでTA7318Pとピン配置は同じで圧縮率は1/2であった。
(東芝製TA7318Pは1/4圧縮回路)

VUメーターの入力には、GNDの共通した入力とBTLアンプ入力用の二系統とし、
減衰器(アッテネーター)を設けた。
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BTL入力用には、600Ω:600Ωの小型の変成器を使用し、出力を分離する。
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入力ピンジャックと変成器
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両面のガラスエポキシ基板を使用
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つづく、