彫物名鑑 小松堂

ヤフーのブログから引っ越してきました。 以前のカテゴリーは、そのまま移動されていました。 社寺彫刻、だんじり彫刻や浪花彫物師の彫物および野仏や磨崖仏を紹介します。

2010年11月

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この鬼板は、鬼と唐獅子との中間的な存在。
多分、屋台(山車)などに使われていたと考えられる。
角の部分が欠けているのが惜しい。

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鬼面上の鬼板。
般若のような、能面のような鬼板である。
眼には金属板がはめられている。
 

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これが、能面における顰(しかみ)である。
額に皺を寄せて、しかめつらをしているのでこう呼ばれている。

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交野型とは、旧北河内郡交野郡にある型式の地車。
車板部の虹梁が二段式、屋根先端が折上がり式、欄干下の肘木と斗の組物はなく、
土呂幕部にも彫物はつけない構造です。

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獅子口タイプのもの。
獅子口両脇に唐獅子を添える装飾となっている。
 

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鬼板、唐破風屋根の先端中央に置かれる装飾の彫刻板である。
獅子口、獅噛、顰と彫物の種によって言いかたが変化する。
 

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地車火燈窓に彫られたつがいの雲龍。
地車改造時に付け加えられたものではあるが、なかなかの出来ばえ。
この地車の三枚板には弥三郎の銘があるが、これは、この細工師でないことは一目瞭然である。
 

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