彫物名鑑 小松堂

ヤフーのブログから引っ越してきました。 以前のカテゴリーは、そのまま移動されていました。 社寺彫刻、だんじり彫刻や浪花彫物師の彫物および野仏や磨崖仏を紹介します。

2012年03月

木間地車の解体にあたり、妙な彫物が付けられていた。
 
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後車板の下方のところ、子獅子の顔の上と笹の間に、妙な彫物が?
よく見ると、何と小さな獅子の後ろ右足であった。
もともと製作時に、この部分に“子獅子”が付けられていたように思われる。
右足が付けられていた断面を鑑定した結果、当時加工された年代と一致した。
今の子獅子は、だいぶ後に付けられたようである。
それもそのはず、虹梁に雑な四角のホゾをあけて付けられていたからである。
何らかの理由で欠損し、右足のみ残ったわけである。
謎は解けた!
 
 
 

ついに完成しました。(90%)
 
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雲龍もこのとおり。
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枡合 雲に麒麟
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獅子の子落とし
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極めつけの獅子頭の肘木
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なんと、3DのNC旋盤でのレーザー加工品。
彫師が彫ったものでなく、コンピュータが彫った代物。
まさにクローン彫物の誕生。
オリジナルのものが欠損していたため、隣のものを3Dでデータを入力。
オリジナルのものと寸分違いなく、しかも綿密によく彫れている。
感激!?

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木挽町狩野派 法眼養朴とも称す。
 
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                                                                (私蔵) 筆跡の吐線と吸線が見事に調和された衣の描写。
禅の心えがないとここまで描けない。
 

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一段とよくなりました。
 
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鷹が甦りました。
 
 
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修理前のものです。
 
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これも見違えるほどです。
 
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龍の頭もこのとおり。
 
完成搬出まで、残りあと22日。
新しい部分、箇所は古色仕上げとなる予定です。

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昨年は中止された春場所。
この人にがんばってもらわなくっちゃ。
 
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何しろ、デカイ!

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