木間地車の解体にあたり、妙な彫物が付けられていた。
後車板の下方のところ、子獅子の顔の上と笹の間に、妙な彫物が?
よく見ると、何と小さな獅子の後ろ右足であった。
もともと製作時に、この部分に“子獅子”が付けられていたように思われる。
右足が付けられていた断面を鑑定した結果、当時加工された年代と一致した。
今の子獅子は、だいぶ後に付けられたようである。
それもそのはず、虹梁に雑な四角のホゾをあけて付けられていたからである。
何らかの理由で欠損し、右足のみ残ったわけである。
謎は解けた!