『彫清』とは、初代柳原清兵衛からその名がとられている。
はっきりいって初代とか生没年など全くわかっていないが、
そもそも明治末期から大正期の「彫清」に四代目と書かれているところから
話が展開した。
(池島のふとん太鼓)
初代と思える「柳原清兵衛」の名は、
ここ東諸福のだんじりにその銘があった。
(東諸福)
東諸福だんじりのシガミの裏面に・・・、
残念ながら、「○や柳原清兵衛」と「大工芳太郎」の部分しか読み取れない。
ともかく、この彫をもとに、本家の彫として考えてみた。
(東諸福)
このシガミの特徴は、耳と足と目じりにある。
(御領)
御領のものと比較すれば、完全にイコールとは言えないが、要素的なものは一致している。
(東諸福)
(御領)
龍の彫は、ほぼ同じで鳳凰のストレートな翼(左側)の角度も似ている。
(東諸福)
(御領)
後面の唐獅子も同様の彫とみる。
つづく・・・。