彫物名鑑 小松堂

ヤフーのブログから引っ越してきました。 以前のカテゴリーは、そのまま移動されていました。 社寺彫刻、だんじり彫刻や浪花彫物師の彫物および野仏や磨崖仏を紹介します。

2021年08月

仏頭石から若草山へ
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この鹿さんにも名前が付けられていると思うが?
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若草山、別名は三笠山
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誰も歩いていない❕
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このキノコは何という名前?
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本格的な土塀! 京都の寺では、ほとんど見かけない!
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法華堂(三月堂)
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二月堂と三月堂
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昼食はココで・・
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ここにしかない“バンビカレーライス”
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少し顔の表情が変化しています❣
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私にとって、ちようどよいご飯の分量!
もちろん牛肉で、わずかですが・・、う~んボンカレーに似たお味❕😋😋😋
東大寺鐘楼
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行基堂
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東大寺大仏建立の重要なお坊さん、行基さんが祀られている。
それにしても、東大寺さんでは小さめのお堂
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五輪塔か石塔の基壇? かなり古そう!
行基堂の前にある地蔵さん
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この地蔵さん、近年のもの?
東大寺大湯場
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この鬼瓦、よくあるものとちと異なる!
彫が深い‼
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周囲を五輪塔に模した地蔵さん?
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つづく、

共立電子(日本橋五丁目)に安価なスイッチング電源ユニットが売られていた。
何と値段が税込み110円❕
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イーター電機製 12V 1.2A
裸で使うのは何なので、
スチロールケースに入れてできるだけコンパクトに仕上げてみた。
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スイッチとメガネACインレットなどの穴を開ける。
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リード線にピン端子を圧着し、コネクタに装着、はんだ付けする。
ケース内に組み込み、レタリングを施せば完成‼
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LEDの簡易電圧計を繋いで動作チェック!

久しぶりに奈良公園を歩いてみた!
県庁前の道路の南側
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コロナ以前と全く異なる風景❕
人がほとんど歩いていない。
ミスト噴出のゲート
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一位樫の巨樹
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春日大社参道
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石燈籠の基壇にこぶ?・・・、
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瓢箪でした。
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ところで鹿さんにお目当て・お気に入りにの鹿さんがいて
名前が付けられているのはご存じだろうか?
一番わかりやすいジャックさん!
いつものところにいるのだが??
おっと、留守のよう・・・、
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・・・日陰におりました。
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近寄ると、「何か用か?」、「煎餅持っているか?」といった具合にこちらを見る。
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ジャックさん
こちらは動画などでおなじみだが、鹿さんの方は、まったく知らない。
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さて、春日野から少し東へ行ったところに仏頭石がある。
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石柱上に仏さんが彫られている。
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その脇にある地蔵さん
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その左に横たわっているレリーフのような地蔵さん。
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円光背が地蔵さんを引き立たせている。
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仏頭石は、塔婆状でもなく先端に如来仏頭。
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六角の石柱面にも六観音菩薩が刻まれ、室町期の非常に珍しい石仏である。
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千手観音菩薩

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十一面観音菩薩

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如意輪観音菩薩(左) 馬頭観音菩薩(右)

つづく・・・・

今日はココから!
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後から考えてみれば、高の原駅から廻る方がコストが下がったようだ‼
大心さんからの一報で、奈良大学博物館で石仏の拓本展が行われているとのこと、
終了日がこの31日なので、さっそく行ってみた。

神功南口駅で下車すると奈良大学への入口がある。
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奈良大学博物館はゲートから西方へ
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東大寺龍松院 筒井家所蔵のもので計25点(前・後期)の拓本が展示されている。
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なお、拓本展館内は撮影禁止となっている。
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ここで終われば何のことかさっぱりわからない。
そこで、
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無料配布されている図録から石仏に関するところを少々ひもとくと
まず白鳳時代の石位寺の薬師三尊像
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この石仏は、こと細かく細工されており室内に置かれていたため風化がほとんどなく、
非常に美しい石造物である。
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石位寺(桜井市忍阪)

頭塔の石仏(奈良市破石町)
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滝坂街道から少し離れたところにある地獄谷石窟仏(奈良市春日野町)
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他に羽曳野市杜本神社の隼人石、東大寺八角燈籠奏楽天女像、
円成寺大日如来坐像光背などを展示。
なお拓本展については、8月31日(日曜休館)まで開催されています。

ところで、大サプライズ❕
こんな図録もありました。
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この件については次々々回予定❕

さて奈良大学を離れ、近くにある阿弥陀寺に寄って見た。
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墓地前にあった阿弥陀石仏
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小さなわりに肉厚が厚い
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朱雀六丁目バス停から近鉄奈良駅へ、
つづく・・・



ケース作製については、ほぼ現物合わせ!
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計器パネルの作製
1ミリ厚のアルミ板
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こんな感じに折り曲げる
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外装塗装をツートンカラーにスプレー
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計器パネルには見栄えよいようにレタリングを施した
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つづく、・・・

AC200V電源コントローラーとは、いささか複雑なものを想像するが、
中身は、トランスとスイッチ、ノイズフィルター、パネルメーターの
ごく簡単な回路!
米国製、中国製の電気製品の商用交流はAC200Vである。
いきなりトランスにて200ボルトに昇圧して通電してもよいが、
バラック製品や実験用のものについては、0ボルトから徐々に電圧を上げていって
様子をみるのが無難。
つまり、回路上に不具合があり、直に200ボルトを供給すると、
素子などが一瞬にて焼損する恐れが起こりうる。
電圧をゼロから徐々に上げていった場合、不具合があると電流値が急に大きくなり、
素子の焼損を免れ、回路上に短絡などの不具合があることがわかる。
電圧を徐々に上げるトランスには、スライダック(単巻可変変圧器)を使用する。
さて、amazonにて古風な計器を見つけた。
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左2つが中国製、右のものはかっての国産のものである。
二つを比較すると、
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まるで瓜二つの大きさで、完璧なコピー商品と言ってもよい。
国産のものは、すでに製造中止品である。
この丸型の電圧計は、45型と呼ばれていた一辺が4.5cmの小型のもので
戦後から昭和40年代前半まで生産されていた。
中国製のものは、
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可動鉄片型交流電圧計 中国製 (amazonで435円、電流計のものは1431円)
中国製のフレームは樹脂製、前パネルは塩化ビニル?製、CLASS2.5 とある。
一応、精度は2.5級(±2.5%)と表示されているが目盛スパンが小さく、
テストの結果、電圧指示はほぼ満足していた。
だが経年変化によりフレームが変形し、クラックがいくであろうと思われる。
ところで国産のものは、
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可動コイル型直流電圧計 東京計測機製 昭和39年製
外装フレームはベークライト製で気密性があり絶縁も高く、前パネルは板ガラスを使用で
非常に見やすく、上記のものは57年前のもので未だに堅牢である。
ただ、指針のつるまきバネの一端が外れているので要修理が必要である。
かって、このようなコイルメーターの修理を請け負っていた計器屋店も多くあった。
このように国産のものは、明らかに品質がすぐれていることがわかる。
さて本題、
この電源コントローラーのケースには適当なものがないので自作することにした。
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ケースの大きさはシンプルに小さく、ちょっと変わった形を考えてみた。
さてどういう形状になるか?
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リアパネルには、
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メタルコネクター、ヒューズホルダーとACアウトレットを取り付ける。
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丸穴はホールソー、角穴は糸鋸で切り抜き、やすりで仕上げる。
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スライダックのコネクターは3Pアウトレットを使用し、
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フロント前面に設置した。

つづく・・・





平群町櫟原の‘’裏の谷の地蔵磨崖仏”が切り取られている?
このことを知ったのは、大心さんyoutubeを見て、つい先ほどのこと?!
調べてみれば、
『YAMAP』の活動日記、「YUGO」さんの7月18日の投稿によると、
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〔YAMAP活動日記  YUGOさんの記事より引用画像 2021.7.18〕
何ぬ?、えっ・・、このような状態!
地蔵さんが剝ぎ取られている!!

平群町櫟原のメガソーラー建設を中止させるべく、この3月8日に住民が集団提訴し
建設工事は中断されていた。
この磨崖仏も当分このままの姿で置かれていると思っていたが、
このような姿になるとは、、夢にも思はなかったし、考えたくもなかった。

岩の塊の姿で切断したというより、薄く剥ぎ取られているので年々クラックが発生し、
ゆくゆくは割れてしまうであろう。

この地蔵さんとの出会いは2019年5月10日、
大抵のの石仏は、現地確認でほぼ場所がわかり得るが、この裏の谷は、
その方向はわかっても、入口がわからずこの日は頓挫した。

改めて資料を探し検討し再び試みたのが、昨年の暮れの12月23日。
この日が最初で最後の出逢いとなってしまった。
12月23日の記録(アーカイブ 12月26日『平群 裏の谷地蔵磨崖仏』より)
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この笹藪を通り抜け、
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竹林の中の道なき道を通る。
どこのどなたさんか知らないが、ちゃんと親切に案内表示されている。
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普段のルートと異なり、“ゴジラのヌタ場”というかってのぬかるみ場を通り、
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突き当りに上がるところが見えてくる。
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ここまで来れば人里離れた竹林の奥に佇まれている地蔵さんにお逢いできる。
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それが、
脱炭素社会、自然エネルギーの活用、CO2削減・・・と、
太陽光ソーラーパネル発電の推進が始まった。

よくよく考えてみれば太陽光発電というもの、一日の半分、夜間時の発電はゼロ。
太陽光が弱い冬期や曇り日、雨の日などの発電量はごくわずか。
結局、太陽光発電は非常に効率が悪く、おまけにパネルは、
太陽光との最適入射角を追従しなく、パネルは固定設置なのでさらに発電効率が悪くなる。

その反面、設置するのに特殊な工事がいらなく、一般の工務店でも工事は可能となる。
ただ発電効率が悪いため、より広域での設置が必要となり、
砂漠地帯でもない限り、多くの山林を伐採しなければならない。

それに伴って
近年の温暖化?による集中豪雨により伐採した土地に水気が滞り、
土石流の発生にもなりかねない。

また太陽光パネル内の半導体には、わずかながらカドミウム、ガリウム、ヒ素、
セレンなどの毒性のある物質が含まれるため、特殊な処理をして処分しなければならない。
不法投棄はもってのほかである。
と、さまざまな問題点が起きているのは事実である。

この裏の谷の地蔵さんも、この犠牲になったといっても過言ではないといえよう。

今年の3月10日に見たのが最期であった。
(3月11日 『裏の谷の地蔵磨崖仏が丸裸に?! 緊急報告!』より)
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3月10日、周りの樹木は伐採されたが、磨崖仏は残されていた。




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